ギャップ彼女 1

そんな時、ベチンと音がした。




「痛ぇ」

「隼人!!俺のリンに何するんだ?」




ブラックオーラを放つデビル伊吹が降臨したんだ。どうやら隼人は頭を叩かれたらしい…。




「何って、俺とリンちゃんで愛を深めようと思って」



ね~リンちゃん?
とギューっと抱きしめてきた隼人。



『……っ』

「そんなに固くなっちゃって~昨日の夜も抱き合ったじゃん」




…え………夜も?





ヤバイ。
記憶に……ない



そういえば、私って昨日いつ寝たの?ジュース飲むところまでは覚えているけど、その後の記憶が全くないんだ。







「覚えてない?」

『…うん』





マジでリンちゃん面白いね~とククッと笑う隼人。もしかして、私変な事しちゃったのだろうか…?




ーーーーー不安だ






「いいから、リンから離れろ~」



伊吹が隼人を引っ張り、私から引き離した。