ギャップ彼女 1





「悠斗?」



しばらくすると襖を開け覗き込んできた翔。




『あぁ、今戻る』




俺はリンの頭を撫でるのをやめ、みんなの所へと戻った。




「何してたんだ?」

『何もしてねぇよ』




ニヤニヤ顔の隼人は、まだ酒を飲んでいる。
キスはしたけど、なんとなく隼人にはバレている気がする




「それより、もう寝ようぜ」と目をこすっている伊吹。お酒のせいで相当眠い様子だ。






「俺、リンちゃんの横~」

「駄目だ。俺らはチビから少し離れたところに寝る。翔、それでいいだろ?」




さっそくリンの所へ行こうとする隼人を引き止め、案を出す蓮。



生殺しは勘弁だろ?と付け加えていた




「そうだな。それがいいな。」




少し不服そうな隼人だったが渋々了解していた






同じ部屋だが、布団を離して寝る事にした。
リンは部屋の奥側なので、俺たちはできる限り離れて寝た。



~悠斗 SIDE END~