「悠斗?」
しばらくすると襖を開け覗き込んできた翔。
『あぁ、今戻る』
俺はリンの頭を撫でるのをやめ、みんなの所へと戻った。
「何してたんだ?」
『何もしてねぇよ』
ニヤニヤ顔の隼人は、まだ酒を飲んでいる。
キスはしたけど、なんとなく隼人にはバレている気がする
「それより、もう寝ようぜ」と目をこすっている伊吹。お酒のせいで相当眠い様子だ。
「俺、リンちゃんの横~」
「駄目だ。俺らはチビから少し離れたところに寝る。翔、それでいいだろ?」
さっそくリンの所へ行こうとする隼人を引き止め、案を出す蓮。
生殺しは勘弁だろ?と付け加えていた
「そうだな。それがいいな。」
少し不服そうな隼人だったが渋々了解していた
同じ部屋だが、布団を離して寝る事にした。
リンは部屋の奥側なので、俺たちはできる限り離れて寝た。
~悠斗 SIDE END~

