ギャップ彼女 1

あ…私もきちんと自己紹介しなきゃだよね?



『花菜月 凛です』



よろしくお願いしますとペコリと頭を下げた。その様子を見て、柔らかく微笑む悠斗のお母さん。



その後、「ゆうくんちょっと来て」と言って悠斗を呼び寄せた。



何やら耳元で話している様だ。





何か、会話をしているのだが、小声なので私には聞こえない。久しぶりの親子の会話だし邪魔しちゃダメよね。




私は少しだけ離れ、旅館の壁に飾られた絵画を眺めていた。








あれ?そういえば…
いつの間にか胸の痛みが無くなっている…?












あの胸の痛みなんだったんだろう。