「そんな事より、何でここにいるんだ。」
「そんなの、ゆうくんに会いに来たに決まってるじゃないの」
私の方も見て微笑むお姉さん。
笑い方も上品で、本当に素敵な女の人だ。
ズキン。
思わず繋いでいる手にグッと力が入った。
「リン?どうした?」
『何でもないよ』
ズキズキする胸の痛みを押さえ平然と答えた。
「…え…あなた、リンちゃんなの?」
『あ…はい…』
なぜか、嬉しそうに瞳を輝かせるお姉さんに小さく頷いた。
「もしかして、あの時の…「お、おい!」
お姉さんの言葉を遮ったのは、悠斗の焦った声で…
意味が分からない私は、首を傾げた。
「リン、紹介する。俺の母親だ」
『……。』
「初めまして。神崎樹里(ジュリ)です。」
…へ?
『お母様!?』
「えぇ。」
こんな綺麗なお姉さん、まさか母親とは思うまい。
開いた口がふさがらない…。
私は、衝撃的な事実に動けないでいた

