ギャップ彼女 1


「そんな事より、何でここにいるんだ。」

「そんなの、ゆうくんに会いに来たに決まってるじゃないの」




私の方も見て微笑むお姉さん。
笑い方も上品で、本当に素敵な女の人だ。


ズキン。
思わず繋いでいる手にグッと力が入った。




「リン?どうした?」

『何でもないよ』



ズキズキする胸の痛みを押さえ平然と答えた。




「…え…あなた、リンちゃんなの?」

『あ…はい…』



なぜか、嬉しそうに瞳を輝かせるお姉さんに小さく頷いた。



「もしかして、あの時の…「お、おい!」



お姉さんの言葉を遮ったのは、悠斗の焦った声で…





意味が分からない私は、首を傾げた。



「リン、紹介する。俺の母親だ」

『……。』

「初めまして。神崎樹里(ジュリ)です。」


…へ?






『お母様!?』

「えぇ。」





こんな綺麗なお姉さん、まさか母親とは思うまい。



開いた口がふさがらない…。
私は、衝撃的な事実に動けないでいた