ギャップ彼女 1



「リン」




私が動機と格闘していると、私の顎に手を添えクイッと上を向かせた悠斗。



もう片方の手は、私の後頭部を支えている。




少し高いところから見つめてくる悠斗の瞳は、まっすぐ私だけを捉える。




引き込まれそうなこの瞳に私も見つめ返した。




まただ……最初に会った時から感じていた。
この瞳……どこかで……







…懐かしい…



目が逸らせない。







徐々に近づいてくる悠斗。








…唇に温かいものが触れた







『…や……く…そ…く…』



気づけば、そんな言葉を口にしていて…



「…その…言葉……」



目を見開き、驚いた表情をする悠斗。





「…思い出したのか…?」

『…え?…ごめん…よく分からない…。』




思いだす?
何を?
意味が分からない。




約束って何?
自分が何でそんな事を言ったのか、分からなかったんだ。