『ちょっと、海に入ってくるね』
「リン!!俺も行く」
『うん。一緒に行こ!!』
ビーチバレーが終わった後、あまりの暑さに海に入りたくなったので、浮き輪を持って海に向かおうとすれば、ニコニコ笑顔の伊吹も一緒に行く事になった。
『気持ちいぃー』
「だな」
久しぶりの海は本当に気持ちがいい。
私が浮き輪に座って、伊吹がその浮き輪につかまり2人で波に揺られていた。
「リンあのさ」
『ん?』
伊吹に呼ばれ、視線を向けた。
「俺、リンと一緒の生徒会で本当に良かった。リンといると楽しい。」
上目遣いの伊吹は、可愛さ倍増だ。
『私も、楽しいよ!伊吹達と出会えて本当に良かったと思ってる。学校が楽しいと思えるようになれたのも、伊吹達のおかげだよ!
それに……いつも守ってくれてありがとう。』
一番最初に大切な仲間と言ってくれたよね?
あの言葉にどんなに救われたか。
クラスでも、私が一人にならないようにいつも一緒にいてくれた。
伊吹は優しいよ。
本当…
「リンは俺が守る。だから、何かあったら言えよ?」
『うん。ありがとう…』
思いがけず向けられた真剣な眼差しに、心臓がドキリと跳ねる。
いつもと違い男らしい雰囲気だったから…

