「あ、警察」
隼人の言葉に3人のお兄さんは、慌てて去って行く。
悠斗に殴られた2人はフラフラだったが…。
「…嘘」
「だっせ」
舌をペロリとだす隼人とケラケラ笑う蓮。
「リン、大丈夫か?」
『うん。大丈夫』
私の横にきて、心配そうな顔をむけた伊吹に微笑んで答えた。
まぁ抱きつかれたのは、さすがに気持ち悪かったけど…
「リンちゃん」
私の両肩に手を乗せ、真剣な表情で見つめてくる隼人。
「ナンパ男には気をつけろよ?」
…え…ナンパ?
あれって、ナンパなのか?
でも、私みたいなブス相手にしないだろうし…
お兄さん方とのやりとりを思い出してみる。
綺麗な貝殻を見つけて、お兄さんが声かけてきたんだよね。
たくさん貝殻がある場所を知ってるから、連れて行ってくれるって話だったから…
ただの道案内…?
う~ん。
それとも、おせっかいお兄さん?
うん。
これはナンパじゃないね!!
「「「「「ナンパだよ!」」」」」
へ?
「リンちゃん…声でてる」
ガクリと肩を落とす隼人
また心の声を口にしていたらしい…。
「「「「「はぁ…」」」」」
盛大なため息を同時にこぼした5人であった。

