ギャップ彼女 1

「ごめん。待った?」

『ううん。私も今着いたとこ』

「そっか。良かった」




待ち合わせの場所に現れた私服の愛莉は、とても素敵で思わず見惚れてしまう。ハーフパンツに、ニットと柄の重ね着、カジュアルだが、おしゃれに着こなしている。





しかも、愛莉って本当にスタイルがいい。
私と比べると、月とスッポンだ。




「それじゃ、行こうか?」

『うん。そういえば、何買うの?』

「水着買いに行くのよ。プール行くでしょ?」




…え…水着…


スクール水着あるのに。
それで、プールにも行こうかと考えていたのだけど。




「スクール水着は絶対駄目よ!!」

『…っ!』




ジト目で見てくる愛莉に苦笑いがこぼれた。
スゴイね愛莉…心まで読んじゃうなんて…






愛莉とともに、向かったのは駅近くのデパートで。




「ここなら、たくさん種類の水着があるからきっと良いの見つかるよ」


『そうなんだ』





そして、水着売り場までやってきた。