ギャップ彼女 1


「リン」



悠斗に呼ばれ、視線を彼に向けた。



悠斗の顔を見ると、悠斗とのキスが思い出され顔が火照っていくのを感じた。




「隼人から聞いてると思うが、夏休みに1泊2日で親睦旅行に行く。リンの都合の良い日を教えてくれ」



でも、気にしてるのは私だけみたい。





「リン、どうした?」

『な、なんでもない』



首を傾げる悠斗に、私は必死に平静を装う。
そうだよ…あのキスは忘れるって決めたんだ。






『えっと…』



鞄の中から手帳を出し確認する。





『8月2日なら大丈夫。』

「じゃぁ、その日に決まりでいいな?」



悠斗が、みんなに視線を投げれば…




「いいよ」


と言いながら私の頭を撫でてくるのは隼人で、



「俺も!!」


ニコニコと腕に絡んでくるのは伊吹。
伊吹がくっついてくるなんて珍しいと思う。



「大丈夫だ」


と柔らかく微笑むのは翔。



そして、なぜかこちらを睨みながら「あぁ」と返事をするのは蓮。
どうやら蓮はまだ、不機嫌らしい…。