「イヤか?」 こちらをジッと見つめてくる彼。 吸い込まれそうな、この漆黒の綺麗な瞳を見ていると、やっぱり不思議な感覚に陥るわけで。 …なんだろう。 懐かしいような、胸が温かくなるようなこの感覚は… でも、私なんかで本当にいいのだろうか? まぁ断ったところでバイトの事はバレてるんだし、今さら転校なんてそれも厄介だ。 生徒会を引き受ければ、バイトの事はだまっててくれるという事だよね? よしっ。決めた!? 『私、やりますね。生徒会』 不安が隠しきれないが、引き受けるしかないんだ。