ギャップ彼女 1

奏は一呼吸おいた後、静かに言葉を続ける




「リンに会いに桜譁祭に行った時、俺悲しかった…男達に囲まれて……昔のように笑うリンの姿見て


あ~あいつらが……リンを元にもどしてくれたんだな……俺じゃできなかった事を………しかも知り合って間もないやつらがね…



今さらで本当卑怯かもしれないけど、俺は、リンの事…諦めきれねぇんだ。」

『…え…』




それって…




私が躊躇いの声を漏らせば、奏は私を抱きしめていた腕の力を弱め、私の両肩に両手を置いた



奏の真剣な眼差しに、心臓がドクンと跳ねた。



「……好きなんだ」





好き?奏が私を…?





私は?
私の気持ちは…















「そんな困った顔すんな…」



切なげに瞳を細めたその笑顔に、胸がズキンと痛んだ。





「返事は、いつだっていい。ただ、俺の気持ちを伝えたかっただけだから」

『…うん』




自分の気持ちが分からない。




確かに中学の時は、奏の事好きだった。
じゃぁ、嬉しいはずだよね…?さっき、一緒に過ごして笑いあって、楽しかったよね?





じゃぁ、何で私、困った顔してたの…?