『…悠斗?』
そう言った私の声は、かすれていた
困惑気味の表情のまま、私をじっと見てくる悠斗。
「あぁ。」
『ここどこ?』
じっと見られる事には慣れていない。
しかも、こんなイケメンだよ?
「屋上だ」
『何でこんな体勢なの?』
「…秘密だ」
何で、膝枕されているか分からなかったので悠斗に尋ねたが、結局教えてくれなかった。苦笑している悠斗に不安になる。
秘密って言われると余計気になるんですけど…
私、寝ぼけて変なことしちゃったのかな?
夢遊病?
どうしよう…。
っていうか、この状態ってものすごく恥ずかしくない?

