ギャップ彼女 1



『…悠斗?』



そう言った私の声は、かすれていた
困惑気味の表情のまま、私をじっと見てくる悠斗。



「あぁ。」

『ここどこ?』


じっと見られる事には慣れていない。
しかも、こんなイケメンだよ?




「屋上だ」

『何でこんな体勢なの?』

「…秘密だ」




何で、膝枕されているか分からなかったので悠斗に尋ねたが、結局教えてくれなかった。苦笑している悠斗に不安になる。





秘密って言われると余計気になるんですけど…
私、寝ぼけて変なことしちゃったのかな?
夢遊病?



どうしよう…。




っていうか、この状態ってものすごく恥ずかしくない?