ギャップ彼女 1

~伊吹 side~


昨日、悠斗が長い間リンと一緒にいたのがとても悔しかった。


悠斗は基本言葉が少ない。
会話はなりたつのか?



なんて失礼な事を考えていた。どうせ、すぐ帰ってくると



そう思っていた。
だけど、帰ってきたのは夜で。




俺は、たまたま夜に悠斗と寮の入り口で出くわしたんだ。


未だ制服姿のままの悠斗に。




『もしかして、ずっとリンのところにいた?』

「あぁ。」



なんだか、無性に悲しくなった。
俺が行きたかったのに。



でも隼人のおかげで、リンに4日ぶりに会えるのが、とても嬉しかった。



ドキドキしながら店に入るとすぐそこにはリンの姿で。



ドキリとした。



いつもの黒髪ではなく、ミルクティブラウンの髪だ。しかも、少し化粧をしている。




俺はあまりの可愛さに直視できなかった



~伊吹 SIDE END 〜