朱里の応援するって約束した。
大好きな朱里。
きっとあの時聞いた言葉は本心じゃないよね?
私は朱里を信じるよ…
大好きな朱里と奏が、上手くいけばいい。
ーーそれでいいんだ…
奏も、私に抱きつきながら辛そうだ。
きっと、私が離れればいいんだ…
奏は何かを迷っている。
何がそうさせているのか分からない。
ただ私がいなければ、奏もこんな辛そうな声をださないのでは?
このまま私が、好きだと伝えれば奏を困らせてしまう気がする。
そう思ってしまった。
だから
私はーー……
「かなで…ごめん」
私がそう言いながら、重なり合う胸板にそっと手を添えて体を引き離せば、すんなり離れた。
私を見つめる奏の悲しげな瞳にズキズキと胸が痛む。
"私も、奏が好きだよ。"
その言葉を本当は伝えたかった。
もう一度『…ごめんね…』と呟き、逃げるように走り去った。
ギュっと唇を噛んで、必死に涙がこぼれないように耐えた。
家まで走り自分の部屋に入った瞬間、涙が溢れてきた。しかし、いったん涙がこぼれ始めると歯止めがきかなくなるわけで。
その日一日中泣き続けた。
大好きな朱里。
きっとあの時聞いた言葉は本心じゃないよね?
私は朱里を信じるよ…
大好きな朱里と奏が、上手くいけばいい。
ーーそれでいいんだ…
奏も、私に抱きつきながら辛そうだ。
きっと、私が離れればいいんだ…
奏は何かを迷っている。
何がそうさせているのか分からない。
ただ私がいなければ、奏もこんな辛そうな声をださないのでは?
このまま私が、好きだと伝えれば奏を困らせてしまう気がする。
そう思ってしまった。
だから
私はーー……
「かなで…ごめん」
私がそう言いながら、重なり合う胸板にそっと手を添えて体を引き離せば、すんなり離れた。
私を見つめる奏の悲しげな瞳にズキズキと胸が痛む。
"私も、奏が好きだよ。"
その言葉を本当は伝えたかった。
もう一度『…ごめんね…』と呟き、逃げるように走り去った。
ギュっと唇を噛んで、必死に涙がこぼれないように耐えた。
家まで走り自分の部屋に入った瞬間、涙が溢れてきた。しかし、いったん涙がこぼれ始めると歯止めがきかなくなるわけで。
その日一日中泣き続けた。

