次の日
思い足取りのまま、教室に向かう。
「リン~!!おはよう」
「遅かったね~」
いつもと同じ笑顔の朱里とナナ。
やっぱり昨日のは何かの間違いだったんだ…
モヤモヤは残るものの安堵した。
いつもと同じ雰囲気…
同じなのか…?
ーーーいや、何かが違う…
みんなに嫌われたくない。一人になったらどうしよう…。そればかり考えていた。
とにかく毎日不安だった。
気づけばだんだんと、言葉を選んで話すようになっていて。
こう言ったら嫌われるかな?
顔色を見ながら話したり、内心ビクビクしながら…
笑いたくないのに笑顔を貼り付けて、無理やり笑って…
この頃の私は、精神的に疲れきっていた

