ギャップ彼女 1


次の日



思い足取りのまま、教室に向かう。




「リン~!!おはよう」

「遅かったね~」



いつもと同じ笑顔の朱里とナナ。





やっぱり昨日のは何かの間違いだったんだ…




モヤモヤは残るものの安堵した。
いつもと同じ雰囲気…






同じなのか…?












ーーーいや、何かが違う…








みんなに嫌われたくない。一人になったらどうしよう…。そればかり考えていた。





とにかく毎日不安だった。
気づけばだんだんと、言葉を選んで話すようになっていて。




こう言ったら嫌われるかな?
顔色を見ながら話したり、内心ビクビクしながら…



笑いたくないのに笑顔を貼り付けて、無理やり笑って…





この頃の私は、精神的に疲れきっていた