ギャップ彼女 1



伊吹とともにクラスへ戻れば、結構な人が来ていた。







「あ、花菜月さんおかえり。助かったよ!ありがとう。」




愛莉は、満足そうに顔をほころばせている。




『私は別に何も役にはたってないよ』

「そんな事ないよ!!宣伝のおかげでお客さんたくさん来てくれたし」

『伊吹が一緒に来てくれたから、伊吹のおかげだよ』

「え、俺別にリンの横歩いていただけだし」




伊吹ったら謙遜しちゃって。
確実に、伊吹のおかげです。なんせ、男の子まで魅了しちゃうんだもんね。




「まぁ、佐野くんも花菜月さんもありがとう。お礼にこれ食べて!!」



差し出されたのは、クラスで作っているサンドウィッチ。



運んでいた時、密かに食べてみたかったんだ。
なんか嬉しい。



『ありがとう!!』



自然と頬が緩んだ。