伊吹とともにクラスへ戻れば、結構な人が来ていた。
「あ、花菜月さんおかえり。助かったよ!ありがとう。」
愛莉は、満足そうに顔をほころばせている。
『私は別に何も役にはたってないよ』
「そんな事ないよ!!宣伝のおかげでお客さんたくさん来てくれたし」
『伊吹が一緒に来てくれたから、伊吹のおかげだよ』
「え、俺別にリンの横歩いていただけだし」
伊吹ったら謙遜しちゃって。
確実に、伊吹のおかげです。なんせ、男の子まで魅了しちゃうんだもんね。
「まぁ、佐野くんも花菜月さんもありがとう。お礼にこれ食べて!!」
差し出されたのは、クラスで作っているサンドウィッチ。
運んでいた時、密かに食べてみたかったんだ。
なんか嬉しい。
『ありがとう!!』
自然と頬が緩んだ。

