ギャップ彼女 1



『…れん』


そこには受付の椅子にドカッと座る蓮がいた。蓮の前には、1列に並ぶ女の子の行列。
しかも女の子は皆、目をハートにしている。



ここも行列なのね。
生徒会の皆様の人気を改めて感じるね




「っていうか、お前まだそんな恰好してんのか?」

『うん。宣伝でちょっと。でも、もうすぐ終わるよ』

「そうか」




何故か、私をまじまじと見てくる蓮。
そんなに見られると、恥ずかしいんだけど…



しかも受付中でしょ?
それにさっきから蓮、女の子達に携帯で写真撮られてるよ?



人気だね、蓮は。




『…蓮?』

「馬子にも衣装だな」



あまりにもずっと見てくるので、蓮の名前を呼べば、ニヤリと笑いながらこんな事を言った。




「似合わねぇ服とっとと着替えてこいや」

『着替えるもん!じゃぁね!』




ふんだ。
似合わないってわかってるもん!




ドシドシと歩きだせば、
蓮のクックッと笑う声が、背中ごしに聞こえた



れんのバカ~!?








「あまり野郎どもに、見せんじゃねぇ」と呟く蓮の声は、もちろんリンには届かない。