『…れん』
そこには受付の椅子にドカッと座る蓮がいた。蓮の前には、1列に並ぶ女の子の行列。
しかも女の子は皆、目をハートにしている。
ここも行列なのね。
生徒会の皆様の人気を改めて感じるね
「っていうか、お前まだそんな恰好してんのか?」
『うん。宣伝でちょっと。でも、もうすぐ終わるよ』
「そうか」
何故か、私をまじまじと見てくる蓮。
そんなに見られると、恥ずかしいんだけど…
しかも受付中でしょ?
それにさっきから蓮、女の子達に携帯で写真撮られてるよ?
人気だね、蓮は。
『…蓮?』
「馬子にも衣装だな」
あまりにもずっと見てくるので、蓮の名前を呼べば、ニヤリと笑いながらこんな事を言った。
「似合わねぇ服とっとと着替えてこいや」
『着替えるもん!じゃぁね!』
ふんだ。
似合わないってわかってるもん!
ドシドシと歩きだせば、
蓮のクックッと笑う声が、背中ごしに聞こえた
れんのバカ~!?
「あまり野郎どもに、見せんじゃねぇ」と呟く蓮の声は、もちろんリンには届かない。

