ギャップ彼女 1

ちなみに毎朝、広告チェックをしている私。
自転車で通う家と学校の間に、スーパーが4店舗、ドラックストアが2店舗もある




ドラックストアもお菓子が安いので、意外とあなどれない。私の大好きなチョコも大抵ここで買っている。



少しでも安く買いたいんだ。
たった1円。されど1円。
1円を笑うものは1円に泣くんだ。



すでに主婦の心得が身についている私。
いつでも結婚できそうだ。
















……って、相手いないし。



まぁ、今のとこ恋愛なんて興味ないし、する気もない。恋愛には女のトラブルが付きものだしね。



彼氏いない歴=実年齢の私が言うのも変だけどさ。



もうこりごりだ。
今は、ただ平穏に学校生活を送りたいだけだ。



それはもう、ひっそりと。
目立たないように。
空気みたいな存在でいい。



卒業アルバムを見て、こんなやついたっけ?ぐらいの立ち位置でかまわないんだ






「… … …以上だ。」




…あ…




すぐに自分の世界に入り込んでしまう私。気付けば先生の長話は終わっていて、結局何にも聞いてなかったんだ。






まいっか。
どうせ大したことないだろうし。



そう思う事にした。