モヤモヤした気持ちを 打ち消すように前髪をかきあげた。 高校につくと、たくさんのひとで 賑わっていた。 「邪魔くせぇ。」 門をくぐったとたんにあちらこちらから 悲鳴が聞こえてくる。 こういうやつらは、顔目当てで寄ってくる そんなやつらが…憎くて仕方がなかった。