木本さんのところに行こうと思ったがすぐにやめた。 毎日家にいるからこんなことしてしまうんだ。 それならいなければいい。 仕事をすればいいんだ。 そう思ったわたしは次の日、ソファでくつろいでいる颯佑に聞いてみた。 「ねぇ」 「ん?」 「仕事したいんだけどさ」 「ダメ」 「なんで?」 「なんでも」