「………………」 「………えっと……樹さーん、帰らないんでしょうか……」 かなりの低姿勢から入る質問だな、と自分で思っちゃうんだけどこれも日頃の癖みたいなものだ。 「………」 「あれっ、返答が聞こえてきませんが」 樹くんはあたしを見ようともせず、質問に答えようともせず。ポケットに手を突っ込んで下を向いた。 そして。 「……」 「え」 無言であたしに荷物を投げつけた。 何だろう、これ新手の嫌がらせかな。無駄に重いんだけども!ちょっと!