「よし」 ぱちんと携帯電話を閉じてこちらをいつものドヤ顔で見てきた唯は誇らしげに言った。 「俺の華麗なる作戦により樹が俺らの次のゴンドラに乗ってくるから☆」 「は?」 いやまあさっき華麗とは言い難い口調で電話してたけどな。というのは飲み込み。 「どういうこと?ていうか作戦ってどういう、」 「秘密☆」 「何で」 「そっちのが面白いから」 「いやふざけんなだから」 「いや面白いだから」 「いや文法」 「まあ見てろって。樹がヤキモチ妬くかは別として面白そうだし」 それじゃダメだから。