「きた!!」





着信とともに携帯に飛びつく彼、夏原くん






憧れの蓮見さんとなんとかして
接点が欲しくて猫好きということを知り
今日みたいに猫っぽい形のものを
見つけたときなどは写真を撮り
蓮見さんに送っていた







《今日の猫も可愛いね!

 いつもありがとう、夏原くん(^^)


 よかったら今度一緒に猫さんに
 会いに行こうね*》







「…可愛い」





夏原は蓮見さんからのメールを
大切に保存した






そして小さくガッツポーズ







これってデートだよな?







なんてベッドの上でクッションを抱きしめ
1人頬を緩ませた






蓮見さんに恋をしてから
かれこれ3ヶ月の時間が流れ
天然な彼女に振り回されつつついに
ここまでたどり着いた