蓮見さんを見送ったあと 綺麗にラッピングされたクッキーを 一つとり口に運んだ サクッとした食感と 口の中に広がる優しい甘味 漂う甘い香りは 蓮見さんを連想させる 「蓮見さん、やっぱり可愛いな」 自分の隣に座りいつも 窓の外を眺めているその横顔を たまに盗み見ていた 「美味しい…」 今まであったふわふわとした気持ちは クッキーのように甘い甘い 恋情にこの時変わっていった これが片平くんの初めての恋 *初恋はクッキーの味 end