「じゃあ10分休憩したら
 ミニゲーム始めるぞ」




今は男子バスケ部が
放課後練習の真っ最中だ






「あ、俺水沢さんとチーム違う」







「お前と勝負するの久しぶりだな」







主将である水沢とエースの片平






「あ、俺は片平とだな」






彼は副将の小鷹だ
人がよく誰からも好かれる






「あ、蓮見ー!!」






『え!?』







水沢と片平の声が重なる
しかし無理もない






体育館の入り口には
2人が想いを寄せる蓮見がいたのだから






思わぬ人物の登場に
2人は一瞬動きを止めた






しかしそれよりも気になるのは
小鷹が蓮見と親しげに話していること






嫌な想像が2人の脳裏を過ぎる