―――家の前。




『……ハァ……ハァ……ッ………ッハ…』




疲れた。まさかこんなに体力が無くなってるなんて…



今度ジョギングでもしよう。



『……ハァ……ハー……フゥ…』



ある程度息を整えてドアに鍵をさす。


そしてそのまま回して家に入ろうと…











して固まった。





『……え。』





そこに広がっているのは



見慣れた家の玄関ではなく



全く知らないアンティークな景色で




『…え?』







それが私に、いや






・・
私達に贈られた




【メモリーハウス】という


クリスマスプレゼントでした。