珍しく、楓がいない教室で、することもないので窓の外を眺めた。 …いい天気だなぁ…。 「「「きゃあぁぁあ!!!」」」 和んでいると、聞こえてきた甲高い声。 …朝から、よくそんな声出るよね。 そんなことを思いながらも、声の方を見てみた。 当然だけど、窓から教室に視線を戻した途端、女の子のギャラリーが目に入る。 そして、その中心には大和君と颯太君。