空の誓い、海との約束

「良かった……リフ、生きてた……」

 良かった。本当に良かった。

 そう呟きながら泣きじゃくる私の頭に、優しい手が置かれた。

「怖い夢を見たのですね」

 幼い頃からずっと、不安を追い払ってくれた大きな手。

「落ち着くまで、居間で休みましょうか」

 泣き止まない私を支えて立ち上がらせ、リフは居間に連れて行ってくれた。眠れぬ夜にいつもしてくれたように、温かい飲み物を入れてくれる。

「どうぞ」

「……ありがとう」

 涙を拭ってカップを受け取ると、リフはいつもの様に微笑んでくれた。ほっとして余計に涙が出た。

『首刎ねられちゃえばいいのよ!』

 八つ当たりをして酷い事を言ったのに、リフは変わらずに優しい。私はぽろぽろ泣きながら彼に謝った。

「さっきは酷い事を言ってごめんなさい、リフ」

 リフは私の隣に座って言った。