空の誓い、海との約束

「ねえ、リフ。あれは何?」

 子ども達が集まっているお店を指差して私は尋ねた。白い綿みたいなものが袋に入って並んでいる。しかも、皆その綿を美味しそうに食べている。

「あれは綿飴だよ。初めて見た?」

「うん、見たこと無い」

 リフは私をそのお店に連れて行ってくれた。そして綿飴を買ってくれた。

「ありがとう、リフ!」

 わくわくしながら早速袋を開けて食べてみる。口に入れると雪みたいに解けて、甘い味が広がった。

「美味しい! それに面白ーい」

 美味しい美味しいと綿飴をぱく付く私を見つめ、リフは目を細めて笑った。

「気に入ってくれて良かった」

 笑顔なのに悲しそうな声音と、どこと無く寂しそうな瞳が何だか気になった。