「そうだ、シェリフ。ちょっと待っていてね」
そういってお姉さんは数軒先のお店に入っていった。そして戻ってきた時、お姉さんは手にあの白いふわふわを持っていた。
「手伝ってくれたお礼よ」
僕はすっかり驚いてお姉さんを見つめた。
「どうして分かるの」
「何が?」
「僕がこれを欲しがってた事」
お姉さんは口元に手を添えて優雅に笑った。
「見ていれば分かるわよ」
すごい人に出会ったな、と僕は思った。きっとこのお姉さんは読心術が出来るに違いない。
ずっと黙っていたおじいさんがエマお姉さんに何やら耳打ちした。お姉さんは頷き、僕の頭をぽん、と撫でた。
「じゃあね、シェリフ。また会いましょう」
「あー、僕旅行でこの国に来てるからなぁ。もし奇跡が起きれば、また会おうね」
お姉さんと別れてから、僕は恐る恐る“ふわふわ”を口にしてみた。
「甘ーい」
雪みたいに溶ける感覚も、透明な甘さも、すっごく気に入った。ありがとうって言われた時も、お姉さんが僕の傷に気がついてくれた時も、似たような甘さを感じた気がする。
生まれて初めて感じた、不思議な感覚。幸せ……ていう言葉で合ってるのかな?
二口、三口、ふわふわな幸せを口に含みながら、僕は船着場に向かってゆっくり歩いた。
そういってお姉さんは数軒先のお店に入っていった。そして戻ってきた時、お姉さんは手にあの白いふわふわを持っていた。
「手伝ってくれたお礼よ」
僕はすっかり驚いてお姉さんを見つめた。
「どうして分かるの」
「何が?」
「僕がこれを欲しがってた事」
お姉さんは口元に手を添えて優雅に笑った。
「見ていれば分かるわよ」
すごい人に出会ったな、と僕は思った。きっとこのお姉さんは読心術が出来るに違いない。
ずっと黙っていたおじいさんがエマお姉さんに何やら耳打ちした。お姉さんは頷き、僕の頭をぽん、と撫でた。
「じゃあね、シェリフ。また会いましょう」
「あー、僕旅行でこの国に来てるからなぁ。もし奇跡が起きれば、また会おうね」
お姉さんと別れてから、僕は恐る恐る“ふわふわ”を口にしてみた。
「甘ーい」
雪みたいに溶ける感覚も、透明な甘さも、すっごく気に入った。ありがとうって言われた時も、お姉さんが僕の傷に気がついてくれた時も、似たような甘さを感じた気がする。
生まれて初めて感じた、不思議な感覚。幸せ……ていう言葉で合ってるのかな?
二口、三口、ふわふわな幸せを口に含みながら、僕は船着場に向かってゆっくり歩いた。



