「‥‥‥え?」 いま、なんて? 「昨日、一組の本城 エレナと付き合ったらしい‥‥‥」 理解できない。 いや、頭に入ってこない。 だって、緋色は‥‥‥、緋色は‥‥‥ セフレがいても、沢山の女の子と遊んでも、絶対に彼女だけは作らなかった。 だから本気じゃないことは分かってたし、緋色が遊んでても耐えられた。 だけど‥‥‥。 「‥‥‥っ、ゃだ‥‥‥あ」 「っ!杏珠!!」 そのままわたしは、教室の中で意識を失った。