「あ、玲奈ちゃん!」
教室へ向かうと、
去年同じクラスだった
平岡 優菜(ヒラオカ ユウナ)がこちらへやって来た。
吹奏楽部に所属している。
身長は私より10cm以上大きくて、
体型も丸めだが、
優しくて大人っぽい雰囲気の女の子。
「私、4組だったんだぁ。
玲奈ちゃんと離れちゃったね。
てか、また笹本と同じクラスじゃん!
ほんと仲良いよね!」
「そ、そうでもなかったと思うけど…」
優菜ちゃんは話すのが上手いから
話がどんどん進んでいくんだよね…。
「まぁでも、玲奈ちゃん可愛いから
あんなやつと付き合うとかになったら
本当にもったいない!
あ、笹本!
相変わらずちっちゃいねーっ!」
1人で私に話した後、
優菜ちゃんの話した相手、
そう、笹本が教室へやって来た。
「うるせぇ、お前なんかすぐ抜かしてやる」
「強がらなくてもいいのにぃ!」
そう優菜ちゃんが笑顔で
笹本の頭をなでなでしている。
〝嫌がる弟にお構いなしに
可愛がっているお姉ちゃん〟
こんな言葉がピッタリの2人だと思う。

