はぁっとため息をつくと、
トントンと誰かが私の肩をたたいた。
振り向くと、
ニヤニヤとこちらをみる
楓とちっちゃんと伊藤。
「な、なに…?」
3人の瞳がじっと私を捉えている。
すごく圧力を感じるんですけど…
「さっき、何してたの?」
「え?」
「抱き合ってたんでしょおー?」
楓が私に本当の事を吐かせようと
一切目を逸らさない。
「いや、抱き合ってたわけじゃなくて
その、事故ってゆーか、たまにあるじゃん?」
「何よー、誤魔化さなくていいのにー」
そう言われて、
色々と事情は説明したけど
信じてもらえない。
あー、これは完全に
私たちが付き合ってるって
勘違いされてる…。
ってゆーか、こんな大変な時に
呑気に人の横で寝てる笹本は、
どういう神経してるんだか。

