そんな事を考えていると
バスに乗車する時間になったので
自分の席に座った。
出発してからバスにあるカラオケ機能で
おちゃらけている男子たちが
歌ったりしていて、騒がしい。
「あの女懲りないよね。ほんとなんなのよ。あーもー、騒がしいから余計イライラする!」
「ちょっと、いつまで怒ってんのさー。
落ち着きなよ、楓。
もうあんな子気にしなくていいって」
未だに朝の出来事をひきづっている楓に
ちっちゃんがそう言うと、
うーん、とまだ不機嫌そうに返答した。
「俺も思うよ。
あれで洸平のこと好きじゃなかったら
びっくりだよな」
「あいつはただの幼馴染だって
前に言っただろー」
笹本の隣に座っている、
伊藤も私たちの話を聞いて
話に混じって来た。
笹本も言い返しているけど
幼馴染ならやっぱり、
好きになるよね。
「てゆーか笹本は、優菜ちゃんのこと
好きじゃないよね?」
楓がはっきりとそう問いかけたので
私も息を飲んだ。

