「あーっ、やっぱりアップルジュースは美味いなぁ!」
早々とアップルジュースを買い、
一人で飲んでいる。
あなたはどこのおじさんですか
とツッコミたくなるような、
そんな飲み方。
「私の分はないんですかー」
「ん」
右手で自分のアップルジュースを飲みながら、
左手で私の方に
まだ未開封のアップルジュースを渡してきた。
「えっ、いいの?」
「ん」
「あ、ありがとう…」
冗談でおねだりしたのだが、
その前に私の分も買ってくれていた。
いいとこあるじゃん。
「それ飲んだら、今度倍返しな」
蓋を開けて
一口含んだ時にそう言ってきたので
吹き出しそうになった。
「あ、あんたねぇ!」
「嘘だよ、今日のお礼」
本当にこいつは…
「ばかっ」

