「あっ、双子なんですね!
仲の良い双子さんですね!」
お姉さん、違うんです!
こいつは大嘘つきなんです!!
てゆーか、何で信じちゃうんですか!!
お姉さん、ほんとなんてことをっ…!!
私の心の叫びは
お姉さんに聞こえるはずもなく、
私は肩を落とした。
「実は、カップルでご来店になられた方にはこちらをプレゼントしていたのですが、折角ですのでよろしかったらどうぞ!」
私の気持ちを知らないお姉さんは
2枚のお揃いのピンクのタオルを
渡してきて、出入り口まで案内してくれた。
「ありがとうございました!
またのご来店、お待ちしております!」
笑顔で手を振るお姉さんに
私たちは会釈をし、すぐに笹本を見た。

