「じゃあさっさと行って、帰るよー」
「おうっ!!」
こうして私たちは
近くの大きなデパートへ行った。
そこには飲食店もあるし
服屋さんなどもたくさんあって
地元の人たちはよく来るところ。
「2人でいるところ、
学校の人に見られても知らないよー」
「別にいいんじゃね?
学校では双子で通ってるんだし」
ほら、思った通り。
笹本が私のこと好きなら、
こんなこと言わないよ。
でも、なんかちょっと悲しいなぁ。
「私のこと、本当に妹みたいに
思ってるんだね」
「え?あぁ…双子の妹って
認めたわけじゃねーよ。
付き合ってるって思われないように
こそこそ行動するよりはましだってこと」
そうやって、
たまに優しさを見せてくる。
別にその気がないなら
はっきり言えばいいのに。
何がしたいのよ、こいつ。

