そんなことを考えていると
岸田と目が合った。
全身に熱が走る。
やばい、吸い込まれるっ。
岸田はふっ、と私に微笑み、
友達とどこかへ行ってしまった。
「かっこよすぎて死ぬかと思った…」
「あんなやつのどこがいいんだか。
この前だって何、あの態度」
「あれは、友達がいたからじゃないかな…?」
この前楓と遊んでいたときに
たまたま道ですれ違ったから
声を掛けたんだけど、
岸田も私たちの知らない友達と居た。
そのせいか、
『話しかけんな』って言われた。
男の子はそういう風に
話しかけられると恥ずかしいんだろう
そう思って、気にはしてなかったけど、
それから楓が岸田を
オススメしなくなった。

