「はい、これで説明を終わります!
じゃあ残り10分で
バスの席を決めてください。
左側は男子で、右側は女子、
好きなところに書いていってください」
現在6時間目のホームルームの時間。
一斉に席取りが始まった。
「玲奈、あそこにするよ!」
「うん!書ける?」
「大丈夫、書いてもらうから!
知紗ちゃんあっこ書いてー!!」
私より小さいため、
生徒の隙間に入り込んでいく。
バーゲンセールに来た
叔母さんみたいね。
「バーゲンセールかよ、ここは」
「さっ、笹本!?」
私の考えていたことを
隣で言い出した。
「あーゆーの、お前が行くべきだろ、ばばぁ」
「なっ、生意気なやつね!
誰がばばぁよ!!」
「ばばぁは、ばばぁだよ、ば・ば・あ」
あー、なんなのこいつ。
「私がばばぁなら、あんたはじじぃだよ、このじじぃ!」
「うるさいから喧嘩すんなって!
ほーんと、仲良いよすぎ!」

