「れーなちゃんっ!
今日も双子ちゃんはラブラブですねぇ」
背後から優菜ちゃんが現れ、
そう冷やかしてくる。
双子って決めた割に、
私たちを
『ラブラブだね』とか
『お似合いだよ』とか言ってくるのは
なぜなんだろう。
「ほんと、そーゆー風には見てないから
安心して!」
「そうなんだぁ!
まぁあんな生意気なやつ、
こっちから願い下げだよねっ!
じゃあ玲奈ちゃんまたねっ!
ささもとぉー、ねぇ聞いてー!」
私に手を振り、今度は笹本の方へと
遊びに行った。
何なのあれ…
その様子を見て、私は楓と
優菜ちゃんについて話した。
「ねぇ楓、
優菜ちゃんって笹本のこと好きなの?」
「ん?まぁそうだとしてもさ、
優菜には釣り合わないし
笹本のタイプではないと思うよ」
まだ教室に
優菜ちゃんがいるにも関わらず、
はっきりと可能性の無さを語る楓。
「私が笹本だったら、迷わず玲奈選ぶわ」
「さっきから何言って『玲奈ちゃんばいばぁい!』」
「ば、ばいばぁーい…」
私が話しているときに
突然優菜ちゃんに話しかけられて
ズッコケそうになったが、
何事もなかったかの様に
返事をした。

