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 日曜の夜、午前零時前に眠り、翌朝、午前七時ちょうどに起き出した。


 キッチンでコーヒーを一杯淹れて、飲む。


 思っていた。


 疲れてしょうがないと。


 だが、常に仕事がある。


 非番の日はゆっくりするのだが、勤務日だとそうは行かない。


 多少疲労があっても、引き摺るようにして、署に出勤する。


 これが実態だ。


 暇がないという。


 実際、都内も何かと騒がしい。 


 朝、出勤し、課内で島田と顔を合わせる。


「おはよう、シマさん」