慣れていた。


 メニューそのものに。


 食べ終わり、軽く息をついていると、島田が、


「トノさん、まだ午後からも仕事があるよ」


 と言ってきた。
 

「ああ、分かってる。ちょっと体休めてるだけだよ」


 そう言って、コーヒーをがぶ飲みする。


 そしてしばらく椅子の背凭れに凭れ掛かっていた。


 疲れている。


 心身ともに。


 だが、何とかなりそうだった。


 もちろん、疲労回復には睡眠が一番いいのだが、ここで寝るわけにはいかないと思い。


 またキーを叩き始める。