警戒していた。
警察手帳を持ってはいても、拳銃や警棒を所持してないことがあるからだ。
大抵、警視庁が拳銃携帯などの命令を出さないと、所属している刑事もそういった武器を使えない。
それに実際、俺や島田だけでなく、他に新宿中央署刑事課の課員たちも拳銃を使うことはほとんどなかった。
一口に凶悪事件と言っても、そうぶち当たることはない。
島田が街を歩きながら、
「トノさん、今日は盛り場が盛り上がってるね」
と言うと、
「ああ。クリスマスだからな。……明日には冷めるよ」
と返す。
そしてずっと街を見て回った。
ちょうど午後六時頃、署に戻り、樋井に一言、
警察手帳を持ってはいても、拳銃や警棒を所持してないことがあるからだ。
大抵、警視庁が拳銃携帯などの命令を出さないと、所属している刑事もそういった武器を使えない。
それに実際、俺や島田だけでなく、他に新宿中央署刑事課の課員たちも拳銃を使うことはほとんどなかった。
一口に凶悪事件と言っても、そうぶち当たることはない。
島田が街を歩きながら、
「トノさん、今日は盛り場が盛り上がってるね」
と言うと、
「ああ。クリスマスだからな。……明日には冷めるよ」
と返す。
そしてずっと街を見て回った。
ちょうど午後六時頃、署に戻り、樋井に一言、