新宿のデカ

 警察の手からは。


 思うのだ。


 こんな仕事をずっとやっていると、ふっとした時、緊張感が抜けると。


 確かにそうである。


 課内にいる時も、パトロール中でも、刑事であることを絶対に忘れなかった。


 デカとしての気骨はある。


 それは間違いなかった。


 時折、秘めたような強さも湧いてくるのだ。


 今、冬である。


 本来なら、生き物は冬眠する時季だった。


 だが、俺たち刑事はそうは行かない。


 目立つか目立たないかは別だ。


 ただ、ずっとやっていた。