そして、


「もうすぐ昼だから、弁当でも食べて、力出そうよ」


 と言ってきた。


「ええ」


 端的に返し、一礼して、デスクに戻る。


 仕出し屋が来ていた。


 人数分の弁当を持って。


 島田も腹が減っていたようで、食事を取り始める。


 思っていた。


 しばらく様子見しようと。


 今すぐどうのこうのなるわけじゃないからだ。


 それに別に警視庁のデカたちが失敗しても、そう影響はないのだし……。


 高みの見物だ。