新宿のデカ

 現地警察との合同捜査班は、容疑者二名を追尾している。


 思っていた。


 ヤツらが島でいくらあがいても、逃げのびるのは無理だと。


 凶悪な殺人犯でも、警察が全力を挙げれば、あっという間に捕まえてしまう。


 だから、気にする必要はない。


 むしろ、その後の取調べの方が大変だった。


 潰す方法をいろいろ考え始める。


 自供させること――、つまり落とすことだ。


 おそらく警視庁関係者も両名を逮捕後、しっかり取調べを行うだろうと思っていた。
 


 そこに期待を掛ける。


 絶対に放免させないように。


 証拠の収集も大事だった。


 ふっと署内でそんなことを考え続ける。