新宿のデカ

「ああ、まあね。……トノさんが昔いたところだよな?」


「うん。俺もずっと二課でやってたけど、もうあの部署には行きたくないな」


「じゃあ一課か三課、もしくは組対がいいの?」


「そうだね。俺も今してる仕事の延長だったら、一課が理想的だな」


 そう言って、息をつく。


 島田が、


「俺も本庁の一課のデカって想像付かないよ」


 と言った。


「堅気の仕事だからな。一課の刑事は」


 そう言い、手元にコーヒーがないことを悟って、カップを持つ。


 コーヒーメーカーへと向かった。


 そして一杯淹れる。


 一口口を付けてから、デスクに戻った。