新宿のデカ

 それに刑事も場数を踏むごとに、捜査の技量が増していく。


 そう思えていた。


 無謀なことは出来ないし、しない。


 あくまで基本に忠実にやっていた。


 昔、警察学校時代、教官から散々教わったことだ。


 思っていた。


 刑事だからと言って、あまり羽目を外さないようにしようと。


 現に俺も島田に言っていた。


「シマさんも無理するなよ」と。


 島田も物分かりがいいので、


「ああ、分かってるよ」


 と言い、笑顔でいる。


 この男は気骨があると、コンビを組んでからずっと思っていた。