何でもするのだった。


 刑事は何でも屋だ。


 街の治安を守るため、いろいろするのである。


 そしてパソコンに向かい、淡々と仕事をこなした。


 午後からは道場での稽古が控えているので。  
 

 別に他人がどう思おうが、関係ない。


 常にそう感じていたのだし、島田も同感のようだった。


 人間は人生のある地点に至ると、悟るのだ。


 これは暗黙裡の法則なのだった。


 生きとし生ける人間なら、誰もが持つ類の。