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 翌日日曜、勤務が休みだった。


 非番の日は、ゆっくりする。


 朝から部屋でDVDレコーダーに録っていたサスペンスドラマを見た。


 そしてそれが終わると、昼食を作って食べ、午後からは読書する。


 大抵、ミステリーやサスペンスは読みつくしていた。


 松本清張の本だけでなく、いろいろ読んでいたのである。


 まあ、別に清張にこだわっているわけじゃない。


 ただ、清張のサスペンスが緻密だから好きなのだ。
 

 原稿を手書きの時代に、よくこんな分量の本を書いたなと思える。


 ずっと愛読していた。 
 

 何も現役の刑事だからというわけじゃない。


 単に登場するデカが好きなのだ。